昔は海外旅行といえば、トラベラーズチェックが主流でした。平成生まれの方などは知らないと思いますが、盗難等の対策のために用意していた小切手のようなものです(どんなものか興味ある方はこちら)。しかし、現代においてトラベラーズチェックは既に役割を終え換金できる場所もほぼ無くなってしまいました。では、現代はというとご存じの通りアメリカはクレジットカード社会です。基本的な支払は全てクレジットで行うと思っても過言ではありません。しかし、本当にクレジットカードだけで全て済むかというとそうではありません。やはりいくらかの現金は用意してもって行く必要があります。そこで、ここでは実際に私が旅行の中で現金を使わざるえないシーンにはどんなものがあったのかを紹介します。また、外貨両替するお得な方法もお教えします。

キャッシュが必要なシーンあれこれ

チップ

言わずと知れたチップ文化。我々日本人にはどうにも理解できない、うまく支払う事が難しいチップです。最近のチップの支払い方は昔に比べるとましになりましたが、まだまだ現金渡しの機会も多いです。

①レストラン
食事代金をクレジットカードで払う人が多くなったため、現金で別途チップを払う人は減ったようです。最初から請求書に記載があるパターンと支払をする際に口頭で明確にチップ額を伝えるパターンなどがあります。

②ツアーガイド
現地ツアーなどに参加した場合などは、ガイドさんにチップを渡すのは必須なようです。実際に私が参加した時は乗り込んだバスに様々な言語で(日本語も)チップを忘れないでね って張り紙がありました。
※写真では見にくいですが、奥のオレンジ枠のところに書いてありました!

アンテロープツアーガイドさんと記念撮影

③ホテルスタッフ
日本では枕銭と呼ばれるチェックアウト時などにベッドメイクさん向けに枕の下などに$1置いておくようにと昔から教えられてきました。実際に置くべきかどうか、枕の下に置くべきかどうかは色々なところで議論となているようで、正確な答えはわかりません。

④ホテルスタッフ2
宿に寄りますがベルマン的な方がいる場合は、やはり払うのがマナーのようです。私は今回モーテルばかりだったことも有り、ベルマンはいませんでしたが、テント型のホテルに泊まった際には、テントまでの案内や暖炉の火起こしなどをして貰ったのでチップを支払う機会がありました。

暖炉に火を付けてくれるスタッフの方

コインランドリー

案外みんな知らないアメリカのコインランドリーの使い方ですが、現金が必須です。まさかと思いましたが20年前行った時と唯一全く進化がなかったのがコインランドリーでした。

コインランドリーは、クォーターコイン(¢25)を入れて動かします。

逆にクォーターコインしか使えません。コインがない場合はホテルの受付などで両替して貰う必要があります。

現地ツアー代金

現地でしか予約できないツアーがたまにあります。グランドキャニオン付近だと原住民のナバホ族が仕切っている地域などがあり、そこには原住民の方がツアーガイドをして生計を立てている場合も多いそうです。しっかりとしたツアー会社経由ではなく、現地のガイドと直接交渉してツアーに参加する場合は現金が必要な場合があります。

イベント等の出店

今回私が遭遇したのはRiSEという砂漠の真ん中で行われたイベントに出店されたお店でした。

アメリカの移動販売車様子です。

色々なタイプのお店が出ており、日本の夜店や屋台のような雰囲気でした。ここでもクレジットカードが使える店もありましたが、現金のみのお店もありました。

次は現金に換金するお得な方法をご紹介します。

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